ひと言ヒストリー

歴史関連のおすすめ書籍や映画を一言で紹介します。

2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧

【新刊】世界を操る「インテリジェンス」の全貌。カルダー・ウォルトン『スパイたちの百年戦争』

歴史の教科書には載らない、しかし確実に歴史を規定してきた「影の力」。 今回ご紹介するのは、現代諜報史研究の第一人者、カルダー・ウォルトンによる記念碑的な大著『スパイたちの百年戦争』です。 スパイたちの百年戦争(上):東西の熾烈な諜報活動 作者:…

【書評】日本軍はなぜ暴走したのか?『帝国陸軍―デモクラシーとの相剋』から学ぶ教訓

歴史を学ぶ上で避けて通れない、かつ最も難解な問いの一つ。 それは**「なぜ近代日本のエリート集団であった帝国陸軍が、政党政治を崩壊させ、無謀な戦争へと突き進んだのか」**という問題です。 今回、その「相剋」の歴史を鮮やかに描き出した一冊が、手に…

【最新刊】『葬送のフリーレン』第15巻が到着。過ぎ去った時間が「歴史」に変わる瞬間を読み解く

皆様、こんにちは。Historyphileです。 かつて勇者と共に魔王を倒したエルフの魔法使いが、数百年という時の中で、かつての仲間たちの足跡を辿り直す――。 「後日譚」でありながら、同時に「新たな歴史の編纂」でもあるマンガ**『葬送のフリーレン』**。待望…

【再読】『十二国記』を「耳」で旅する。久川綾さんの声で蘇る陽子の物語

歴史好きにとって、異世界の「理(ことわり)」を緻密に構築した小野不由美先生の『十二国記』は、もはや古典に近い風格を感じる名作ですよね。 最近、仕事や家事でなかなか本を開く時間が取れなかったのですが、ふとしたきっかけで「オーディブル(Audible…

【久々の更新】冷戦の狂気は過去のものか?スタンリー・キューブリック『博士の異常な愛情』がセール中

博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか ピーター・セラーズ Amazon 皆様、大変ご無沙汰しております。Historyphileです。 しばらく更新が止まってしまっていましたが、歴史への探求心は相変わらず枯れており…